高分子溶液のゲル化に関する研究

[物理ゲル,散乱実験,ゲル化メカニズム]

神保 雄次 助教

ゲル化

内容

高分子溶液は,ある条件下で各高分子ユニットが三次元ネットワーク状に凝集し,物理ゲルを形成する事がある。ゲルが有する弾力,強度,低分子物質の保持などの特徴は古くから産業界で利用され,今後も大いに利用される事が期待される。

本研究は,ゲルの物性を最大限に利用する為に,高分子モノマー単位重合度,溶媒条件などの情報が与えられた時に,どの様なゲル構造を取るのか予言できるシステムの構築を目指している。

現在は,様々な条件下で調製されたゲルに中性子やX線が照射された時の散乱の様子を解析し,様々な拡大率で眺めたゲルの階層構造(サブミクロン?数Aサイズの構造)を調べている。更に,高分子1本鎖の形態を明確にし,高分子溶液の濃度増大,及び,溶液の冷却時に各高分子ユニットがどの様に凝集してゲル構造へ発達するのか散乱法によるリアルタイム観測を行い,ゲル化機構の検討を行っています。

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