生理活性ポリフェノール配糖体や機能性分子の合成と評価

[ポリフェノール、配糖体、ラジカル、機能性分子]

佐藤 慎吾 教授

べにばな

内容

私たちの研究室では有機合成化学、なかでも生体に関連のある物質の合成を研究しています。

まずはポリフェノール配糖体 (I)。紅花色素 (II) をはじめ植物中に含まれる生理活性物質で、血圧降下や美白効果などが期待されています。しかし、植物中に含まれる量は微量であり、合成方法が確立されれば、抽出に頼ることなく目的とする物質を手に入れることが出来るようになり、もっと利用しやすくなるはずです。最近では環境に配慮し、なるべく毒性の試薬を用いずに水溶液中で反応を行っています。次に、生体を探る機能を持つ物質として、ラジカル(活性酸素)を検出するスピンプローブ剤 (III) の合成も行っています。最近ではスピンプローブ剤にも工夫をしており、生体との親和性を高めるように糖と結合させたものや、生体内でより検出しやすいように蛍光色素と結合させたものも合成しています。またポリフェノールを含む機能性に富んだユニークな構造の環状化合物 (IV) の合成も行っています。他にも、製薬企業との共同研究により新薬の開発を行っております。

実験は大変ですが得るものも多いと思います。有機合成に興味のある人、やる気のある人はぜひ研究室に来てください。

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